目次
医療脱毛とは?

医療脱毛は、医療機関で行うレーザー脱毛です。
毛根(毛をつくる工場のような部分)をレーザーでダメージさせ、毛が生えにくくなる・生えなくなるようにしていきます。
エステやサロンの「光脱毛」と違い、医師の管理のもとで、医療用レーザーを使って行うため、
・より高い効果
・肌トラブルが起きたときの適切な対応
が期待できるのが特徴です。
毛が生え変わる「毛周期」について
毛には「毛周期(もうしゅうき)」と呼ばれる生え変わりのサイクルがあります。大きく3つの時期があります。
- 成長期
- 毛がぐんぐん伸びている時期
- 毛根がしっかりしていて、メラニン色素(黒い色)が多く含まれています。
- レーザーがいちばんよく反応し、効果が出やすいタイミングです。
- 退行期
- 毛の成長が止まり、だんだん抜ける準備をしている時期
- 毛根と毛が少しずつ離れていきます。
- 休止期
- 毛が抜け落ち、皮膚の下で「次に生えてくる毛」が待機している時期
- 表面からは毛が見えないことが多いです。
1つの毛穴からは、常に成長期の毛・休止期の毛などがバラバラのタイミングで存在しています。
そのため、1回の照射で「すべての毛」を終わらせることはできず、毛周期に合わせて複数回の施術が必要になります。
1つの毛穴からは、常に成長期の毛・休止期の毛などがバラバラのタイミングで存在しています。
そのため、1回の照射で「すべての毛」を終わらせることはできず、毛周期に合わせて複数回の施術が必要になります。

レーザー脱毛のしくみ
医療レーザーは、黒い色(メラニン)に反応する光です。
- レーザーの光が、黒い毛のメラニン色素に吸収される
- 吸収された光が熱に変わる
- その熱が毛根や毛を作る細胞(毛母細胞・毛包・バルジ領域など)にダメージを与える
- ダメージを受けた毛根は、毛をつくる力が弱くなり、次第に毛が生えにくくなる
というしくみで脱毛効果が得られます。
- 成長期の黒い毛ほどレーザーがよく反応するため、効果が高い
- 産毛や色の薄い毛、白髪にはレーザーが反応しにくい
という特徴があります。
何回くらい通うとよい?(部位別の目安)
個人差は大きいのですが、「自己処理がかなり楽になる・ほとんどいらなくなる」ことを目標にした場合の目安です。
※あくまで一般的な回数の目安であり、体質・肌質・毛質・機器によって変わります。

全身(体の毛:腕・脚・ワキ・体幹など)
- 目安:5〜8回前後
- 濃い毛が多いほど、はじめの数回で変化を実感しやすいです。
- 毛量を「少なくしたい」程度なら、3〜5回で満足される方もいます。
ワキ(腋)
- 目安:5〜8回前後
- 比較的毛が太く、レーザーがよく反応しやすい部位です。
- 「ほとんど気にならない」状態を目指すなら、6回以上がおすすめです。
ひげ(男性の顔のひげ)
- 目安:8〜12回以上
- 毛が太く、密度も高いため、他の部位より多く回数が必要なことが多いです。
- 「少し薄くしたい」のか「ツルツルに近づけたい」のかで、必要回数が変わります。
顔(うぶ毛)
- 目安:6〜10回前後
- 産毛は色が薄く、レーザーが反応しづらいので、体の毛より回数が必要になることがあります。
VIO(デリケートゾーン)
- 目安:5〜8回前後
- 形を整える・量を減らす程度:3〜5回
- ほとんど生えない状態を目指す:6〜8回以上
施術前に注意していただきたいこと
1. 日焼けはできるだけ避けましょう
- 日焼けした肌はメラニンが増え、レーザーが強く反応してしまいます。
- やけどや色素沈着など、肌トラブルのリスクが高くなります。
- 施術の前後は、日焼け止めや帽子・衣服での紫外線対策を心がけてください。
2. 毛抜き・ワックスは控えてください
- レーザーは「毛の黒い部分(毛根)」に反応して効果を出します。
- 毛抜きやワックスで毛根から抜いてしまうと、レーザーが反応するターゲットがなくなり、効果が落ちてしまいます。
- 事前の自己処理は、電気シェーバーやカミソリでの剃毛をおすすめします。
3. お薬の内服について
- お使いのお薬によっては、光・レーザーで肌が反応しやすくなるもの(光線過敏を起こす可能性のある薬)もあります。
- 内服中のお薬・外用薬、サプリメントなどは、事前に必ずお知らせください。
- 場合によっては日程調整や照射パワーの変更が必要になることがあります。
4. 肌トラブルがある部位はご相談ください
- 強い日焼け、湿疹、傷、ニキビ・ヘルペスなど、施術部位に炎症や傷がある場合は、照射を避けた方がよいことがあります。
- 事前の診察で医師が状態を確認し、照射の可否を判断します。
施術中の痛みについて
- 多くの方が「輪ゴムではじかれたような痛み」「チクッとした刺激」と表現されます。
- 痛みの感じ方には個人差があり、
- 毛が濃い部位(ワキ・ひげ・VIOなど)
- 皮膚が薄い部位
では痛みを強く感じることがあります。
- 当院では、出力や照射方法を調整しながら、できるだけ負担を軽くするよう配慮します。
痛みが強い場合は遠慮なくお申し出ください。
施術後に注意していただきたいこと
1. 赤み・ひりつきについて
- 照射後は、軽い赤みやひりひりした感じが出ることがあります。
- 多くは数時間〜数日で落ち着きますが、
- 強い赤み
- 水ぶくれ
- かゆみが続く
などがある場合は、自己判断で市販薬を塗らず、早めにご連絡ください。
2. 保湿をしっかりと
- レーザー後の肌は一時的に乾燥しやすく、敏感な状態になります。
- 刺激の少ない保湿剤で十分に保湿していただくことが大切です。
3. 日焼けに注意
- 施術後しばらくは、いつも以上に日焼けしやすく、ダメージを受けやすい状態になっています。
- 日焼け止めをこまめに塗る、長時間の屋外活動を避けるなど、紫外線対策を心がけてください。
4. 毛抜きは控え、剃毛にとどめましょう
- 一時的に毛が抜けたり、数週間後にまた新しい毛が生えてきますが、これは毛周期の関係によるものです。
- 気になるときは剃毛での処理をお願いします。
- 毛抜きやワックス脱毛は、次回のレーザー効果を弱めてしまうため、おすすめできません。
医療脱毛を受けられない・注意が必要な場合
次のような方は、施術をお受けいただけない、もしくは慎重な判断が必要な場合があります。
- 妊娠中・授乳中の方
- 重い持病がある方(心臓疾患・自己免疫疾患など)
- 光線過敏症の方
- 金属・シリコンなどの埋め込みが照射部位近くにある方
- 強いケロイド体質の方 など
問診票にご記入いただき、必要に応じて医師が詳しくお伺いします。
安全を第一に考え、無理な施術は行いません。
まとめ
- 毛には「毛周期」があり、1回で終わる脱毛は基本的にありません。
- 医療レーザーは、黒い毛のメラニンに反応して毛根にダメージを与え、少しずつ毛を生えにくくしていく治療です。
- 部位にもよりますが、5〜8回前後の通院を目安にお考えください(ひげやうぶ毛はもう少し回数が必要なこともあります)。
- 日焼け・毛抜き・お薬など、いくつかの注意点がありますので、気になることは遠慮なくご相談ください。
